愛犬の痒み
愛犬がしきりに皮膚を掻く、身体をよじる。
とても痒がっている姿を見て、不安になったことありますよね。
たとえ軽度の湿疹であっても、掻きむしり、舐めたりなどして症状が悪化してしまうことがあります。
ワンちゃんが普段より痒がる、脱毛するといった症状は、何かの病気のサインかもしれません。
今回は、痒みを引き起こす原因を見ていきましょう。
【犬に痒みを引き起こす原因】
①換毛期
換毛期にうまく生え変わらず、毛玉のようになってしまうことがあります。
これによって細菌繁殖が起こり、痒みが出たり、噛んで毛を抜こうとしたりすることがあります。
②寄生虫
初夏~秋にかけて痒みが起こる事が多いのが特徴で、ノミ、疥癬、シラミ、マダニ、蚊などが含まれます。
多くは腰やお尻、首回りに激しい痒みを伴います。
③アレルギーやアトピー
左右対称性の皮膚炎がみられるのが特徴で、食物や花粉、ハウスダストなど、環境が原因で痒みが起こります。
④ストレス
生活や環境の変化がきっかけで発症するのが特徴で、体格に合わないゲージ、ゲージに長時間閉じ込められる、チェーンで長時間つながれる、同居動物との不仲なども、痒みを引き起こす可能性があります。
⑤外耳炎
細菌やマラセチア(カビの一種)が原因となり、再発することが多いのが特徴です。
痒みがひどく、悪化すると耳の穴が腫れたり、耳が真っ赤になって熱をもったりすることがあります。
ワンちゃんに痒みを引き起こす原因はとてもたくさんあります。
愛犬が痒がり始めたら早めに受診し、初期の内に治療を開始するようにしましょう!