お正月の食べ物
年末年始は、特別な食事をする機会が多いですよね。
せっかくのご馳走「大切な愛犬にもおすそわけしてあげたい」と思う飼い主さんも多いのでは?
でもちょっと待って!
その食材は、犬が食べても大丈夫なものですか?
今回は、年末年始の食卓にあがる食材、犬にとってどれが安全でどれが危険なのか特集します。
〇年越しそば
大晦日に愛犬にも長生きしてほしいという願いを込めて、いっしょに食べたいと思う飼い主さんもいるでしょう。
そばは犬に与えても大丈夫な食材です!
ただし茹でた状態で味付はせずに与えてくださいね。
※アレルギーをもつ犬もいるので、はじめて与えるときはごく少量にしてください。
〇お雑煮(お餅)
人間用の雑煮は味も塩分も濃いため、犬には不向きです。
お餅の成分自体は犬が食べても問題のない食材ですが、丸呑みしてしまうので、お餅は人間と同じく喉につまらせてしまう可能性があります。
お正月気分を一緒に味わいたいという場合には、お餅ではなくお芋や大根を使っておもち風にしたものを与える方法がもっとも安心です。
〇エビの塩焼き
エビの成分自体は、加熱してあれば犬には問題ないとされています。
しかし、おせちに入っているものは日持ちするように塩をたっぷり使っているので塩分が多く、殻つきのため誤飲の心配もあります。
もしも一緒に食べたいと思う場合は、犬用に別に購入したエビを味付けなしで茹でたものを与えるといいですよ。
〇おせち
人間用のおせちは、食材に問題がなくても味付けが濃く、塩分も多くつくられています。
基本的に犬に与えてはいけないと考えてください。
犬にもおせちを与えたいと考えている飼い主さんは、犬用につくられたおせちを購入しましょう。
もしくわ犬が食べても問題がない食材を、味つけなしで調理し与えるようにしてくださいね。
〇お酒
犬には絶対に与えてはいけないものの一つがお酒です。
犬は人間と異なり、アルコールを分解する酵素をもっていません。
そのためごく少量でも、犬にとっては大変危険です。
最悪の場合は命を落とす危険もあります。
万が一こぼしたお酒を舐めたり飲んだりした場合は、すぐに動物病院へ連絡して指示を仰ぎましょう。
〇甘酒
甘酒は酒麹からつくられるアルコール入りのものと、米麹からつくられるノンアルコールのものがあります。
犬は米麹からつくられたノンアルコールの甘酒ならば、飲んでも大丈夫です!
飼い主さんといっしょの時間が増える年末年始は、愛犬にとっても楽しい時間です。
体調に気をつけて、楽しい年末年始をお過ごしくださいね。