秋に注意するべき事

気温が下がりはじめる秋は、愛犬とのお散歩を思いっきり楽しみたい季節。しかし、秋ならではの『危険なこと』もあります。

今回は秋に注意すべき『犬への危険なこと』をご紹介いたします。

 

〇気温の変化による体調不良

10月に入り肌寒さを感じる朝もありますよね。

秋は1日の中での寒暖差が激しい季節でもあります。

その寒暖差の影響で、体調を崩してしまうワンちゃんも少なくありません。

また寒さによる体のこわばりで、筋肉や靭帯を痛めてしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

〇体重の変化に注意

犬は秋になって寒さを感じはじめると、体を温めるために代謝が上がります。そのことによって、食欲が増加してしまう子と低下してしまう子がいるようです。

夏バテで体重が落ちてしまったワンちゃんは、冬を元気に過ごすためにも、秋のうちに体重を戻したいところ。愛犬の好きな食べ物をフードにトッピングするなど、喜んで食べられるように工夫してみてくださいね。

夏バテがなく秋に代謝が上がっているワンちゃんは、食べる量が増える傾向にありますが、太りすぎないよう加減してご飯やオヤツを与えましょう。

 

〇秋の植物に注意

秋の紅葉を愛犬と一緒に楽しみたいですよね!

しかし、秋の自然の景色の中には、犬にとって有害な植物もあるので注意しましょう。

・銀杏

イチョウの木の実である銀杏は、犬にとって有毒なものです。イチョウの木は街路樹として多く使用されているので、銀杏の落下も非常に多く、興味を持った犬が誤食してしまうことも…。

中毒症状が出てしまう摂取量は、個体によって差があるのですが、嘔吐やけいれん発作、また呼吸困難などの症状がおき、意識不明になってしまうことがあります。

大量に銀杏が落ちていそうな場所は、抱っこをする、またカートに乗せるなどし、危険を回避してください。

・毒キノコ

緑の多い公園にも意外と得体の知れないキノコが生えています。

毒キノコは犬も中毒症状を起こし命にかかわることがあります。

食用のキノコと毒キノコは見分けが難しいものも多いので十分に注意しましょう。

・キク、カーネーション、ベゴニア、ヒガンバナ

秋の綺麗なお花の中には、犬にとって害となってしまうものもあります。キクやカーネーション、ベゴニア、ヒガンバナは全て犬にとって有害です。

誤飲してしまうと中毒症状を起こしますし、触れるだけで皮膚炎を起こしてしまうものもあります。

 

気温の変化や、秋ならではの危険な植物に気を付けて、愛犬と秋を存分に満喫してくださいね!

 

みなさんの愛犬の健康を心から応援しています!

 

 

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