4月から6月は狂犬病予防注射月間です!
狂犬病は、犬はもちろん、人も含めたすべての哺乳動物が感染する人と動物の共通感染症です。
毎年4月~6月頃狂犬病のワクチンを注射で接種して予防します。
日本では近年発生していませんが、アメリカや中国では毎年発生してます。 動物の輸入が増えている現在、狂犬病の予防注射は必ず行いましょう!!
〇狂犬病とは
人は、狂犬病を発症した動物にかまれることで、唾液中の狂犬病ウイルスが傷口から体内に侵入することにより感染します。
体内に侵入したウイルスは、1か月から3か月程度の潜伏期を経て脳に達し、様々な神経症状(興奮、麻痺、恐水及び恐風症状、幻覚、精神錯乱)を引き起こします。
発症すれば治療法はなく、ほぼ100パーセント死亡するおそろしい病気です。
〇犬の狂犬病予防注射は、なぜ必要なの?
日本では、現在、狂犬病は発生していません。
しかし、海外船舶からの不法上陸犬や、未検疫動物の侵入等、海外からの狂犬病の侵入の可能性は否定できません。
国内で飼われている犬が、狂犬病予防注射で免疫されていれば、万が一、狂犬病が国内に侵入したとしても、国内での犬を介した狂犬病のまん延、すなわち人への感染を防ぐことができるのです。
生後91日以上の犬を飼い始めたら30日以内に、区市町村の集合注射又は動物病院で、犬に狂犬病の予防注射を受けさせましょう。
翌年以降は毎年1回、4月1日から6月30日の間に受けさせましょう。
動物病院で接種したときは、病院で渡された注射済証を区市町村窓口に持参し、「注射済票」の交付を受けましょう。
注射済票は、鑑札とともに、必ず犬につけてください。
〇狂犬病予防法による飼い主の義務
狂犬病のまん延を予防するため、犬の飼い主には狂犬病予防法で3つの義務が課せられています。違反した場合には20万円以下の罰金の対象となります。
- 市町村に生涯1回犬の登録する。
- 飼い犬に狂犬病の予防注射を毎年1回受けさせる。
- 犬の登録、注射の際に交付される鑑札、注射済票を飼い犬に装着しておく。
狂犬病予防注射は、あなたの犬を守るためだけでなく、家族を、そして社会を守るために必要なことです。
ルールを守り大切な愛犬と家族を守りましょう!!
みなさんの愛犬の健康を心から応援しています!